価値は人それぞれ 誰かのせいやモノのせいではない 自分への投資だと思う
連日、あらゆるブティックやセレクトショップを訪れている
こんなに短期間で多くの服に触れることは少ないのだし
今までは「自分が好みのもの」をみていたが、今は違う
世界を広げるためにみるもので、いつか出会う誰かの為
にのストックとして見る目線は明らかに全く違うものだ
私は
どちらかといえば「職人気質」だと思う
オタク気質ともいい 好きなものにはとことん
こだわっていくところがある
そして、ハイクオリティが好きだ
細部に配慮されたもの、こだわり、哲学
そういうものに 心が震える
人で言うと「ホスピタリティ」がある人や
ある接客にとても敏感に反応する
日本はとてもいいなと思うし
枠にあぐらをかいている人はあまり好きではない
今は内面を表現するための装いというものに
一つ一つ現実の服やブランドを見て
そのデザイナーの表現する世界は？特徴は？
質は？価格帯は？何を言おうとしている？
来たらどんな気分になる？ということに
足を運び、ひたすらみている
同時に、道行く人の顔、髪型、佇まい
そしてファッションなどをひたすらみている
まるで、狼に育てられた少女が都会にいる
大勢の人を凝視するようでいて
目がものすごい動くので、この間横にいる
知人に「まるでスキャンしているみたい」と
驚かれるくらいだ
さて、今日は多くの中で印象に残っているのは
Valentinoヴァレンティノだ
大体、ワンピースの価格は４０万～５０万だった
価格だけ聞くと、ほぼ家電
昔のプラズマTV並である
ここで、ちょっと今シーズンのデザインを見て欲しい
アストロマ、というラインは宇宙をテーマにしたデザインで
まるで落書きのようなポップなもの
個人的にはツボだけれど、果たしてこんな（失礼）ポップに
４０万円払えるのか･･･と最初はステージの違いを肌で味わった
けれど、よく考えてみたら
それは高額セミナーや旅行や趣味にかけるものと同じ
要は「自分にいくら払えるか」であって
「良かった」「あまり良くなかった」のは感想であり
それを自分に与えるという時点で成立しているのだなと思う
この間「高額セミナーが流行っているけれど それって
自分たちが欲しいだけなのに 綺麗事言っていている人が
多くて おかしい」という投稿を目にした
私は個人事業主ということもあるし、自分の制限や枠を感
じた時、新しい感覚や知覚を感じたくてセミナーやコンサル
を受けることがある
いわゆるメンターというのはいなくて、誰かを上にすることも
下にすることも全くない
敢えて言うならば、今まであった全ての人がメンターであって
もっと言うならば、私をやさしく包む自然やこの命こそ
絶対的な力をくれているのだなぁと思う
そこは、合うか合わないかということや私にはない魅力がある
部分にその時その時で必要なだけ共鳴している
だから、例え高額だろうとなんだろうと「自分自身が決めて払う」
ならばそこに大きな価値とその分だけ、酸いも甘いも与えられる
のだと思うし
「受け取ろう」とすれば価格以上に受け取れる
長い時間をかけて後からわかることだってたくさんある
結果は思うように出ることもあるし、その人が気づかないだけで
違う側面での気づきだってあるのだから、いつだって何かのせい
にしているなら、ずっと学校のように教えられてやるという構図
から離れられないのだと思う
思うように行かないことで文句を言うなら
まずやればいい やってやってやってやったらいい
その上でいうのはいいけれど、やっても見ない人が
ネットで予想した意見など妄想と同じだ
人は 誰かと比べ嘆いたり羨ましがったり
同意を求めたりするけれど
全ては「自分」が感じているのだから
自分が感じていることは どんな感情も自分のものなのだ
それが、あなたが納得いかなくとも
少なくとも提供している方はどういう形であれ
きっと自分の何かを表現しているのだよ
いやはや、ヴァレンティノのワンピから
そんなことを感じてしまった
赤い夕焼けのようなワンピは、とても知り合いの
書家の女性に似合うなぁと思って、今夜はおやすみなさい
いとう綾
エンパス
あなたの内面を表現する
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